八月十五日(火)

日に日に死者の気配が濃くなる八月の半ば、街角ごとに無用なものを燃やす炎が立ち上がり、豌豆を盛る椀の白さにディレイが掛かる。炎天の地上花あり百日紅(虚子)。朝顔は観察しない。