覚書(3)・8/14

7days二日目、朝の部のテーマは「ジョージ・ガーシュイン」です。曲は何やろうかな。名曲&名演奏多いんで、いまさら自分がやらんでもいい気もしますが、パーカーとオーネットが両方ともやってる唯一の曲「エンサイブレム・ユー」は取り組んでみたいところ。あと「サマータイム」はやるか。夏だし。エピソードとしては、「ラプソディ・イン・ブルー」初演のコンサート「All American Music Concert」とはどういったものだったのか? などの話が面白いかも。楽理的な話でいえば、バーリン&カーンにはあまり多くない2-5-1-6の新たな定型の完成と、また、その進行に対して1-4-1-4の反復を基準点として持つブルース(カンザス・リフ)奏者がどのようなフレージングでアプローチし、「モダン」ジャズへの道を切り開いたのか、というのが焦眉となります(が、この話はやんないと思います。ガーシュインのテニスのスタイルの話だけして終わるかも)。
昼の部は、「ジャニ研、リターンズ!」ということで、6月まで全5回にわたってまさしく荻窪ヴェルサンを舞台に続けられてきた、ぼくのわたしのジャニーズ研究会の真夏の特別編であります。現在上記企画は絶賛書籍化リライト中で、とりあえず第3章まで初稿の手直し済んだところ。いや、何度か足を運んでもらった方はわかると思うのですが、われわれにとっても、はじめた頃には思ってもいなかった領域までジャニーズ考察は進みまして、秋の書籍化でその成果は全面的にお届けできるはずですが、現在同ベルサンで行われている栗原・豊崎両氏の石原慎太郎研究に並走して述べれば「慎ちゃん(ジャニーさんと一歳違い)は次のオリンピック誘致に関して「ジャニーズ」とではなく「エグザイル」と組む。その理由」などの話を当日はする予定です。しかしV6の新曲「kEEP oN」の完全ミュージカル仕様はいろいろな意味ですごい。これはいったい何に対するアンサー・ソングなんだろうかと考えると熱帯夜も眠れません。そして帝劇の「ジャニーズ・ワールド」のHPがすごい…
http://www.tohostage.com/j-world/index.html
ジャニーさんと同じく、ぼくたちも本気です!
夜の部は、「MJQT・プレイズ・「サードストリーム」ゲスト:スガダイロー」ということで、2サックス/2鍵盤/リズムレス。という変則編成でお届けする魅惑の室内楽フリージャズ。ジョン・ルイス、チャーリー・ミンガス、ビル・エヴァンス、リー・コニッツ、ジェリー・マリガンなどなど、ややこしい曲を作るジャズメンたちの曲+オリジナル楽曲を、原曲を研究し尽くした果てにたどり着く脱力的な解体作業でもって、エネルギッシュに演奏する所存です。スタン・ケントン楽派とか(そんな楽派はない)ジミー・ジェフリー3とか、ショーティー・ロジャーズとか好きな人は見逃す手はないかと。いや、普通のジャズファンでも全然楽しめると思いますのでっ! ジャズファンじゃなくても大丈夫だと思いますしっ! (つづく)