覚書8/18

6日目。朝の部はヴァーノン・デューク/ジミー・ヴァン・ヒューゼンという、どっちも貴族みたいな名前の作曲家ふたりをとりあげます。前者はロシア生まれのアメリカ移民で本名はヴラジーミル・アレクサンドロヴィチ・ドゥケリスキー。後者の本名はエドワード・チェスター・バブコップ。ヴァン・ヒューゼンは芸名で、たまたまですが、どっちも本名から遠い名前で活躍した作曲家ですな。やりたい曲はここは決め打ちで「巴里の四月」「言い出しかねて」「水玉と月光」「雨模様」ですかね。
昼の部は、平井玄さんと二木信さんをお招きして、「誰でも出来る反政府運動」という自分で付けておきながらどうなんですかこれ笑 というタイトルでトークします。一応ね、下準備だけは真面目にメールでやりとりしておこうと思って、平井さんには68年~70年時と、今回の11~12年時のデモの組織論になにか異なりがありましたらご意見をお伺いいたしたく、二木君には、ここ10年の、反政府運動と見なせるかもしれない事象についてご教唆願う、と頼んだのですが、平井さんからは「あんまり内容はかたくしないでやりましょう」とのレスがあったので、まーどうなりますか。この日は完全に聞き手という感じで、昨今の民衆行動の状況について勉強したいと思ってます。
夜の部は、これは去年から自身のメイン・プロジェクトのひとつとして継続している吉田アミとのコンビ「朗読DUO」の新作です。これまでさまざまなテキスト+演奏というかたちで、書き言葉をあらためてステージの上に乗せてゆらす試みをしてきた訳で、ここ何回かは映像としてucnv氏に文字のグリッヂ投射を試してもらったりと、毎回実験実験実験、今回はライブ・コラージュとして、しかもskyp中継で!? ド・ザイナー河村康輔氏に参加してもらう予定であります。そして対バンには、朝吹真理子+植野隆司+Sachiko.M! もちろん初顔合わせ。文学関係者も必見ではないか、と。