覚書8/19

 いよいよ最終日。朝の部は、大好きな歌曲その他たくさんあるんだけど、一日かけるのはどーかな? 的な感じで、ぱらぱらっとマット・デニスとか、ウォルター・ドナルドソンとか、ホーギー・カーマイケルとかを取り上げる予定です。あ、ジョビンもやろうかな。今回の企画では「スタンダード」作家しばりで、要するにエリントンやモンクなどのジャズ・ミュージシャンの作品はオミットして、もっぱら歌とその器楽ヴァージョン、という関係でやろうと思っておりました。スタンダードの作家はジャズメンじゃなくて、職業作曲家。その作品を演奏の素材として使うのがジャズメン。という訳で、ここには微妙な緊張関係があります。そのあたりまで解説出来ればなと。
昼の部は、ゴダール研究の画期を成す「ゴダール的方法」の著者である平倉圭さんをお招きして、ジガ・ヴェルトフBOX発売記念、68~72年ぐらいのゴダール作品を分析的に見ながら、音と映像との切断と結合について考えます。MAC上でアドビのソフトを使いながら、具体的にゴダールの音響と映像がどのようにMIXされているのか、その方法論を明確にあぶりだす。先日打ち合わせしたんですが、かなり目からウロコの講義になるのではないかと思います。「ゴダール・ソシアリズム」における、左右のスピーカーの音の分割の意味とは? 
夜!!! 出演者を並べますよ。
大谷能生(a-sax,Vo)
吉田隆一(b-sax)
坂口光央(key)
大島輝之(vo,g,ds)
波多野敦子(vl)
千葉広樹(b)
柴田聡子(Vo,G)
木下美紗都(Vo)
山田杏奈(Vo)
そしてスペシャル・ゲストに
直枝政広(VO,G/カーネーション)
というね。もうこれはすばらしい面子。ゲスト・ヴォーカリスト入れ替わり立ち代わりで、オリジナルとカヴァー曲。誰が何をやるかは伏せときますが、「UFO」「そして僕は途方にくれる」「Rock’nRouge」その他!! がレパートリー入りしてます。
明日からスタート。みなさまのご来場をお待ちしております。