レポート講評

午前中に郵便局からドサッという感じの巨大な封筒が届き、何かと思ったら学期末レポート提出物だったあ。なんとその数260あまりい。マジでう。こんなに履修者いたのかえ。仕方がないから一日かけて採点しましたお。

 「レポート内容は自由。出せば単位はやる。優。」という告知をしておいたので、さまざまなレポートが届きました。一番多かったのは「ジャニ研!」を読んでの感想でしたが、なぜかビートルズについてのレポートも多かった。えーと、ざっと見ても10本。先行研究が多いんで書きやすいんですかね? そのなかでは、レノンのイマジンをワード・スコアと見なしてみる。という八木宇気君のレポートが面白かった。優。
 いろんなレポートがあったな。
「麺について」というタイトルで、麺の種類、その歴史、そこから推測できる考察についてまとめた瀬戸口鉱平君。優。
「鼻詰まり解消法」を教えてくれた野元淳君。PC用メガネについて教えてくれた小永浩貴君。アニメ版「攻殻機動隊」の新シリーズが六月からはじまるので楽しです、とだけ手書きで書いて提出した佐藤晃樹君。どちらも優。
私が選ぶ「安い、簡単、うまい、漢の料理50選」を提出した中村英輝君。先生は「餃子炊き込み御飯」が好きです。優。
オリコンの近年のチャートを考察し、そのあとで自作「桜舞う奇跡」の歌詞をフルコーラスで記載した諏訪雅彦君。優。
「ロシア音楽の歴史」をかなりの分量でまとめた神尾美智子君。優。
「ソクラテスの善と現代人」で提出した飯田優奈君。優。
「今年度直木賞受賞作品『何者』を読んで」、今富優美君。優。
「クリスチャンの人生」、秋山未歩君。優。
アートでのまちづくりに関してのレポートを提出した、芦田陽香君。もちろん、今年度の講義ではアートでのまちづくりのやりかたは教えていません。直木賞、ソクラテス、ロシア音楽も。優。
先日ブログに載せた「この世にいない~」についての情報を寄せてくれた池島奏君。なるほど。意外とメジャーな遊びなのね。やってみると結構むつかしいのです。優。
ついこのあいだあった訃報について書いた上坂紗詠子君。がんばれ。優。
「ノイズに含まれる時間性」ということで、八木良太の氷のレコードと、マームとジプシーの「あ、ストレンジャー」を取り上げた徳永綸君。テーマは良いがもう一段掘り下げが欲しい。優。
「授業のテーマが音楽だったということで、スメタナの『わが祖国』の舞台となっている、チェコのプラハについて調べた。」と月別の気温と降水量のグラフを提出した長尾彩子君。「実家がルンバ買った話」ということで、家業の変遷とこれまでの経済状況を語ってくれた真蔦宇一君。この二本は個人的にヒット。優。
 こちらのブログ記事 http://moarh.hatenablog.jp/entry/2013/01/19/155407 を丸コピして提出した豊田康貴君。他の講師の講義ではやらないように気をつけてね。優。
 あと、AKB、ももクロちゃん、ヴォーカロイド、ニコニコ動画。についてのレポートが各3~4本ぐらいずつ見られました。あ、なぜか「岡村靖幸」を最近発見してハマってる。という近似した告白が二本あった。サウンド・アート系のレポートもちらほら。最近って、アルヴィン・ルシエのテープとかワイアー作品はとりあえず言及しとくべき作品になってるものなのかしらん。みんな取り上げてましたね。
「秀」(という単位があるんですよ)が欲しい人は、その旨明記するように。内容と照らし合わせて考察します。と言ったら、以外と多くの人が「秀ください」と書いてきたので、逆に審査を厳しくしました。結果「秀」獲得は、唯一講義全体の内容をきちんとまとめていた今村悠君。あと、内容的にもまあまあで、魂の叫びが届いた樋口茉莉子君と土屋志穂美君の全部で三名。あと、秀までは届かなかったけど、アンドレ・ミシェルのソフトについて教えてくれた松本亜美君。ダンス/アイドルについて考察した伊藤駿君。ファッション・ショーにおける音楽についてまとめた大城亜里沙君のレポートは勉強になりました。
ということで! 来年もあるみたいなんでよろしくー。みんな難しい読みの名前ばかりで変換が手間ですよ……。