九月三日

昨日あとライブ一本と書いたけど大嘘。この日もライブだったmas@渋谷O-NEST。対バンはpasadena、万波麻希さん、REABEL FAMILiA。NESTはやりやすいですよ。ほとんどホーム状態で、楽しく演奏するも、やはり疲れがたまっていてヘロヘロではあったが、レベル・ファミリアでガンガンに踊れてよかった。対バンの諸氏といろいろと情報交換。

九月二日

昼過ぎに一度はっと目が覚める。昨日寝る直前に、念のためと思って、随分前に貰って家に一錠だけ残っていた睡眠導入剤を飲んだので、寝入りばなの記憶がなく、ここがどこだか思い出せず一瞬焦る。思い出してからも頭と身体がぼんやり痺れてて、寝た気がしなかった。クスリ関係はほんと俺は効きすぎて駄目だ。2時過ぎくらいから動き出し、ナンバまで行って立ち食いうどん食べて、寿司を軽くつまんでから帰宅。帰ったら家のパソコンが新しい機種になっていた。そのPCでいまこれ書いてますが、モニターでかいなー。九月のライブ・インフォメーション更新してます。今月はあとライブが一本と、京都でチェルフィッチュの舞台の音楽監督をやります。超問題作?

九月一日

なんとか遅刻せずにオンタイムで渋谷タワレコ横の日レンに到着。そしたらまだ誰も来てないでやんの。タツヤ、ホカマさん、シェーン、キヨミ、ゴツ(到着順)という今回の移動メンバーが揃ったのは10時近くであった。小雨の中、しずしずと出発。今回は車のスペースに余裕があって楽だなあ。快調に飛ばし、浜松PAで昼食。食堂が二つあり、セルフの方の「八丁味噌うどん」に心ひかれながら、みんなと一緒に広い食堂の方に入った結果、ついうっかり「うなぎスパゲッティ」というものを注文してしまう。言うまでもなく大失敗・・・。食後に併設のカフェ(タリーズだったか?)でコーヒーを頼むが、これも薄くて飲めたもんじゃない。浜名湖を遠い目で眺める。午後、静岡から愛知、岐阜を抜けて、だいたいこのあたりが一番長く感じますな。だんだん頭が悪くなり、目に映る字を(ラブホテルの看板とか)なんでもそのまま声に出して読み始めるオブジェクト指向が発動。そのまま5時半に大阪市到着。noonは梅田駅から程近いガード下のクラブで、リハの最中、ガンガン電車が通過する音が頭のすぐ上で鳴ってちょっと怖かった。リハ後、店でだらだらしているメンバーたちを置いて一人で梅田の食堂街に走り、おでんの「たこ梅」で蛸やわらか煮、大根、くじらスジ、卵などで日本酒。途中でイシモトさんを電話で呼びつけ、コロなんかを追加して二人で食べる。これでようやっと大阪に来た人心地が着いた。出番まで中崎町を散歩。このあたりは昔知人が住んでいたので土地勘があり、しみじみ歩き回る。戻るとnoonはなかなかの盛況で、Kenho、2828君、ワークルームのスタッフさんたち、そのワークルームでこのあいだやったレクチャーに来てくれた女子などなどが来てくれていて、楽しく飲みながら喋る。楽しすぎて出番前にガス欠しそうになったので、奥に引っ込んでソファーでちょっと横になり、いざ本番。お客さんの頭しか見えない妙に高いステージで、演奏はまあまあの出来だったでしょうか。終わった後どっと疲れが出て、よろよろしていて、みんなに心配された。今晩はバンドから一人バレてKeNhO氏宅に泊めてもらうことにする。その後、何か食べて(なんとかムナシとかいう変な名前の店?)部屋に行き、就寝。

八月三十一日

サイゾー原稿仕上げて送信。今回は高円寺取材ということで、中央線沿線の知人にずいぶんと情報をもらった。コロさん、竹原さんありがとうございました。明日の支度をしてから急いで代々木に行ってmas最終リハ。終わったのが23時で、で、またハマに戻って、明日集合時間は渋谷に朝9時。大丈夫か。

八月三〇日

昼からヤマダタツヤ家の機材でソロ音源最終MIX。随分と音変わりました。ありがとう。しかし、終わって聴きなおした瞬間に、いろいろとまた直したいところが見えてきて、帰りのバスの中でものすごい不安に襲われる。が、やりすごして帰宅。中華一番でモツニラ、サンマー麺、焼き餃子、紹興酒。

八月二十九日

19-23時で大谷トリオ、リハーサル。リハといってもまだ新曲が出来ていないので、これまでの曲のおさらいとアレンジ見直し中心に。他の企画用に作っていた音とかをPCで出しながら演奏したりしてみる。意外と好感触。10月から植村昌弘さんのMUMUと共同でマンスリー・ライブ・シリーズを始めるので、がっちり仕上げていかんとなー。ライブの告知に関してはまた後日。しかしバンド名がいまだに決まらない。問題である

八月二十八日

サイゾー原稿取り掛かり。ソロ音源、朗読部分何箇所か取り直し。18時から、舞台監督の方も含めてチェルフィッチュ京都公演の打ち合わせ。舞台セットの全貌を(僕だけ判っていなかったのだが)ようやっと把握。あ、なるほどそういったことだったのねー。音が必要な部分の方向性も大分理解出来た(ように思う)。

八月二十七日

「三太」というフリー・ペーパーがある。同人は杉本拓、吉村光弘、角田俊也の三人で、彼らを中心にハードコアな音楽論考が毎回繰り広げられているアジテーション・ゲリラ出版物であり、実験音楽の現在に興味がある人はなにはともあれ必読なものだが、今月無事三号が刊行された記念に明大前キッド・アイラックで座談会が開かれた。で、その司会、進行役として出席。きわめてマジメな顔をして、まずは三太内容のまとめから入ったんだけど、情報量の多さを上手くこなしきれず、たどたどしい司会に……。どうもマジに解説しようとすると言葉選びに慎重になりすぎるようで、ダメだなあ。ゲストの大友さんが色々と話を進めてくれたので非常に助かった。質疑応答含めて四時間あまり。個人的には各人の話を聞いているうちに色々と考えがまとまったが、その場では上手く言えなかったなあ。打ち上げは相変わらず馬鹿話ばかり。

八月二十四日

買い物に行ったら、横浜橋商店街の羽田水産(魚屋さんです)が閉店していた。櫛の歯が欠けるようにここ数年、ぽろぽろと使い勝手のよかった個人商店が閉店していく……。家の一番近くにあった、〆鯖が絶品だったウオ亭は去年主人が亡くなったか何かで店を閉めちゃって、たまに店を手伝ってたそこの息子さんは、シャカゾンビとかブッタブランドに居そうな巨体のB-BOY風アフロ君で、彼が前掛けつけて、まだ全然ヘッタくそな手つきで鯵の叩きを作ってたのを思い出す。マグロの三崎屋も無くなったし、これから中トロはどこで買えばいいのか。

八月二十六日

サイゾー誌の取材で高円寺に行く。一応メインは円盤や無力無善寺といったライブ・ハウスのイベントなのだが、たまたまこの日は阿波踊り大会に当っており、ついでだから色々と高円寺散策をしようということで、この街に詳しいTさんらに引率してもらう……予定だったのだが、想像以上の人出と、待ち合わせに使った中華屋の居心地が良すぎて、僕だけ途中抜けてライブ見てきたが、ちょっと駅の周りを見ただけであとはみんなずーっとその店に居た模様。しかし、なんとも言い難い、阿波踊り自体はフレッシュなんだが、全体的に荒んだ雰囲気の祭りであった。警備員と警察の数もスゴかった。