19-23時で大谷トリオ、リハーサル。リハといってもまだ新曲が出来ていないので、これまでの曲のおさらいとアレンジ見直し中心に。他の企画用に作っていた音とかをPCで出しながら演奏したりしてみる。意外と好感触。10月から植村昌弘さんのMUMUと共同でマンスリー・ライブ・シリーズを始めるので、がっちり仕上げていかんとなー。ライブの告知に関してはまた後日。しかしバンド名がいまだに決まらない。問題である
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八月二十八日
サイゾー原稿取り掛かり。ソロ音源、朗読部分何箇所か取り直し。18時から、舞台監督の方も含めてチェルフィッチュ京都公演の打ち合わせ。舞台セットの全貌を(僕だけ判っていなかったのだが)ようやっと把握。あ、なるほどそういったことだったのねー。音が必要な部分の方向性も大分理解出来た(ように思う)。
八月二十七日
「三太」というフリー・ペーパーがある。同人は杉本拓、吉村光弘、角田俊也の三人で、彼らを中心にハードコアな音楽論考が毎回繰り広げられているアジテーション・ゲリラ出版物であり、実験音楽の現在に興味がある人はなにはともあれ必読なものだが、今月無事三号が刊行された記念に明大前キッド・アイラックで座談会が開かれた。で、その司会、進行役として出席。きわめてマジメな顔をして、まずは三太内容のまとめから入ったんだけど、情報量の多さを上手くこなしきれず、たどたどしい司会に……。どうもマジに解説しようとすると言葉選びに慎重になりすぎるようで、ダメだなあ。ゲストの大友さんが色々と話を進めてくれたので非常に助かった。質疑応答含めて四時間あまり。個人的には各人の話を聞いているうちに色々と考えがまとまったが、その場では上手く言えなかったなあ。打ち上げは相変わらず馬鹿話ばかり。
八月二十四日
買い物に行ったら、横浜橋商店街の羽田水産(魚屋さんです)が閉店していた。櫛の歯が欠けるようにここ数年、ぽろぽろと使い勝手のよかった個人商店が閉店していく……。家の一番近くにあった、〆鯖が絶品だったウオ亭は去年主人が亡くなったか何かで店を閉めちゃって、たまに店を手伝ってたそこの息子さんは、シャカゾンビとかブッタブランドに居そうな巨体のB-BOY風アフロ君で、彼が前掛けつけて、まだ全然ヘッタくそな手つきで鯵の叩きを作ってたのを思い出す。マグロの三崎屋も無くなったし、これから中トロはどこで買えばいいのか。
八月二十六日
サイゾー誌の取材で高円寺に行く。一応メインは円盤や無力無善寺といったライブ・ハウスのイベントなのだが、たまたまこの日は阿波踊り大会に当っており、ついでだから色々と高円寺散策をしようということで、この街に詳しいTさんらに引率してもらう……予定だったのだが、想像以上の人出と、待ち合わせに使った中華屋の居心地が良すぎて、僕だけ途中抜けてライブ見てきたが、ちょっと駅の周りを見ただけであとはみんなずーっとその店に居た模様。しかし、なんとも言い難い、阿波踊り自体はフレッシュなんだが、全体的に荒んだ雰囲気の祭りであった。警備員と警察の数もスゴかった。
八月二十五日
チェルフィッチュ稽古立会い。PCを持って行って、稽古を見ながらとりあえずいろいろとサンプルを組み立ててみる。うーむ。終了後、福富町の韓国屋台で夕食。店の人と注文の仕方/出し方でちょっとバトる。
八月二〇~二三日
特に用事も無かったのだが、飛行機に乗って博多に行ってきた。昼間はホテルで原稿を書き、夜は天神で酒を飲むという生活。あとで詳しく書くかもしれませんので、この項続く。二三の夜に羽田に戻り、そのまま246BOOKに直行してマンスリー・レクチャー「持ってゆくうた、置いてゆくうた」(漢字開こうかな、と)第二回「ボリス・ヴィアン」。第一回に続けて来てくれた人も多数で、感謝感謝です。肝心のヴィアンの作品についてはそれほど触れられなかった感じですが、彼自身の演奏と唄、当時のフランスの音楽、ディキシー、バップ、それにたっぷりのデューク・エリントンの音楽。ということで、音源はいい感じで紹介出来ました。終了後、エスクワイアの人と打ち合わせ。来月からこの企画が連載でサイトに載ることになりましたー。なりましたーと言っても、自分でテープ起こしからまとめるので、自分がきちんと動かなきゃ更新されない訳だが。文学寄りの仕事がようやっと動いてきた感じだ。
八月十九日(土)
朝帰り→昼起床。いろいろ細かい連絡を片付けてるうちに、あっという間に夜になる。『厩の食卓』にてビール。あたらしいフロアの兄ちゃんがきびきびしてて良かった。料理も以前に比べて随分シャープになってきたように思う。夏の間にもう一回くらい行きたい。
八月十八日(金)
夜からみるくのオールナイト・イベントに出演。みるくは広いから待ち時間も楽でよろしい。演奏はアゲアゲな感じで、目の前で女の子がガンガンに踊ってるとこっちも気合入りますね。楽しかった。
八月十七日(木)
14:00~サイゾー打ち合わせで新宿に。なーんと、ちょっと気配はあったのだが、僕を呼んでくれた編集のKさんが10月一杯くらいで退職されるそうで、それに伴って連載が路線変更orヘタすりゃ打ち切り、ということに。まーしょうがないか。今月は高円寺に行くことに決める。その後、代々木でフランス革命書籍化についての打ち合わせを門松君と。A4に内容をレイアウトしてきてくれて、相当イメージが見えてきた。とは言え長丁場は必至。出版社も探さないとなー。興味ある方連絡ください。冨永昌敬、ばるぼら、岡田敏規、岸野雄一、志人、宇波拓、Riow Arai、西島大介、狩生建志、小川てつオ、(音がバンド名)、杉田俊介、堀江敏幸(敬称略)らをゲストに、大谷が一年にわたってトーク&ライブしたイベントの記録本です。誰も手が挙がらなかったら自分で出しちゃおうかな。自主レーベルならぬ自主本屋で。その後mas練習して帰宅。