日に日に死者の気配が濃くなる八月の半ば、街角ごとに無用なものを燃やす炎が立ち上がり、豌豆を盛る椀の白さにディレイが掛かる。炎天の地上花あり百日紅(虚子)。朝顔は観察しない。
カテゴリー: 朝顔観察日記
八月十四日(月)
15:00から渋谷でばるぼら君と、某ミニコミ用の対談。約2時間あまり思いつくまま好き勝手な事を言う。編集大変だろうな…。その後、横浜に戻ってチェルフィッチュの新作稽古をじっと見学。実は9月22-24日に京都でおこなわれるチェルフィッチュの新作公演に、音楽・音響協力という立場で参加することになったのでした。しかし岡田さんも僕もまだ、この時点ではどんな音をつけるのかは手探り状態。正直言って、いまはどうやっていいか全然わからん。楽しみ。顔合わせの飲み会やって帰宅。
八月十三日(日)
昼まで寝てたかな。よく覚えてないわー。
八月十二日(土)
逆リハなのでなんと12:00入りで青山へ。サウンド・チェック後、渋谷南口のウインドブロスに寄って調整をお願いする。ビルの窓から「古本市開催中」という看板が見えたので、東急ビルに寄ってみる。荷物が多いのであまりきちんと見なかったが、文庫とかいいものが安く出ていた。しばらく見て回って数殺求めたが、まだまだ時間があったので、丁度UPLINKでやってた豊田×宇波ライブをのぞきに行く。終演後、宇田川町裏の立ち飲みで一杯飲んでみんなと別れ、ようやっと会場に戻ってライブ。途中でタツヤのPCが止まるというハプニングがあって、結局一曲飛ばして演奏。うーむ。終ったあとは、うどんの中にしで打ち上げ。終電で帰宅。長い一日だった。
八月十一日(金)
夜mas練習。ハンドソニックは電源アダプタ故障→取り寄せの模様で、明日は使わないことにする。ユリイカ校正連絡を忘れていて電話。ユリイカ次号の「ワレ発見セリ」という小さなコラム欄に掲載されます。「詩と批評」ということで、以前某ミニコミ詩に載せた1998年のベイスターズ優勝についての詩を再録して貰った。満足である。
八月十日(木)
大木を見てもどりけり夏の山(蘭更)
どう見ても眼のない石や蝉時雨
日の盛り鍋に焼かるる胡瓜あり(夢声)
涼しさに四つ橋を四つ渡りけり(來山)
八月九日(水)
午後1時から京橋で『パビリオン山椒魚』(冨永昌敬監督、オダギリジョー、香椎由宇主演)の試写を見る。原稿書くことになったので改めて見直したのだが、やっぱり無茶苦茶おもしろい。一度見ただけでは判らなかった細部の関係が見えて良かった。その後、ホテル西洋銀座2Fのラウンジで編集のoさんと顔合わせ&企画会議。なかなかそのままでは難しいですねー、という感じか。まあじっくりやろう。さらにその後日比谷に移動してUA×菊地成孔コンサートへ。日比谷公会堂いい建物だなあ。音も素晴らしかった。出店でABCスタッフが来ていて、なんと『日本の電子音楽』も並べられてあった。終演後、帰り際に聞いてみると、なんと一冊お買い上げがあったそうで、思わずガッツ・ポーズをする。駅前でモツ焼食べて帰宅。
八月八日(火)
二日酔いで半日死亡。武満原稿、修正というか、最後に思い切って1パート追加して締める。風呂敷広げただけで随分指定文字数オーヴァーしてしまったが、結構面白い原稿になったと思う。『「現実、―ぼくの唇が火傷しないのがむしろ不思議というべきだろうか。」 ~ ミュジーク・コンクレートとシュルレアリスム 』というタイトルで、9月半ば発売の河出ムック本に掲載されます。よろしく。
八月七日(月)
午前中は図書館。今月用の資料をいろいろと。夜はk君、aちゃんたちと狸小路「豚の昧珍」で飲み会。店を出た後も川沿いに坐って、目の前を歩いて行く人たちをツマミにチューハイなど。楽しかった。ふらつきながら帰宅。
八月六日(日)
夜はmasリハ。リハの最中に突然ハンドソニックの電源が落ち、そのまま起動しなくなる。どうやらアダプターがイカれたらしい。困ったな。